私たちの子どもは、私の先生です。よく笑います。泣きます、怒ります。
そしてその中で、子どもは、親である私たちにいろいろな事を教えてくれます。
生きる事の喜び、辛さ、面白さ そして素晴らしさ、その意味 考える事を教えてくれます。
くじけない事を教えます。人と交流する喜びを教えてくれます。
私たちの子どもは、ハンディを背負って誕生し、今、懸命に生きています。
子供の成長を重ねあわせてみるとき、
自分の年齢 体力の低下暗たんたる気持ちにおちいる時もあります。
しかしその中で、子どもの存在は私の生きる力であり、喜びであり、大きな誇りでもあります。
その様な親達の不安な心と、それに負けまいとする心がひとつになって、
道のりは遠いけれど、障がい者もそうでない人も、一緒に助け合って暮らせる地域をめざして・・・・
特定非営利活動法人を立ち上げるまでの背景
私たち夫婦のところに、障害を持って生まれてきた三女のおかげで、様々な私的感情がわき始めました。お蔭さまで娘が小学校を卒業するまで、看護婦として勤める事が出来ましたのは、沢山の方の協力があったからこそと、今でも感謝の気持ちでいっぱいです。
その中で出会いました多くの保護者の方の苦労を見聞きする中で 私に何か出来る事はないか 日々考えるようになりました。
- 4人の子供たちの子育て(幼児期から現在まで)として、親子で積み上げてきたこと
- 学校との連携から、素晴らしい先生と巡り合うことができ、心強かったこと
- 役員となり、社会の中での自分や子どもの立場を客観的に知る良いきっかけとなる学びを得たこと
- PTA活動への参加から、地域に根ざした福祉の創造のために 親としてすべきことを改めて考えたこと
- 三女の高等部卒業後の地域と関わり
以上のことから、障がい児をもった親御さんの不安に寄り添い、自らの経験や学びを活かして、これからの子供たちの支えになる何かを作っていきたいと思うようになりました。
平成10年(1998)知的障害児を持つ親の会として 佐世保市南部地区における通所授産施設立ち上げの起点となるべく5名でスタート。その後 メンバーは障害児及びその家族と共に、地域でのボランティア活動、労働体験、レクレーション活動等など活発な活動を行い、地域住民の理解と、賛同を得る事ができ、2002年4月の施設開所に至った。
2004年10月、会の名称をこどもの明日を見つめる会つくしんぼと改名し、特定非営利活動法人格を取得するための準備を進める。
2005年7月6日特定非営利活動法人の設立認証申請書を提出し、同年9月22日に認証された。
障がい児専門の学童クラブとして佐世保市初の試みで 養護学校や特別支援クラス在籍の子供の放課後の場所 保護者のレスパイトとして活動を開始する。
法人設立10年目を契機として、事業継続性などの観点から平成26年11月「株式会社わかば」を創立し、28年4月から」株式会社わかばを中心とした事業運営体制に移行。